ラオス・ターケーク グリーンクライマーズホーム 2019-2020 #6

day6

二人とも連登により体はボロボロである。タイガーバーム湿布を貼って効果を信じることにする。今日は昨日予約を入れておいたレンタルバイクに乗って町に降りてレストすることに。

朝食はシリアルフルーツヨーグルトとフライドエッグ+HMブレットextベーコン。レストと言いながら私は出発前にto bobbyを1本出した。最後の核心部まではいけたが、越えられず敗退。QD残置のジム状態なのでほんと気軽にトライできる。前回はルーフにひよってトライしなかったが、エリア利用料も支払ってるし、もったいないことをした。

トライを終え、GCH2の日本人グループのバンガローに荷物を置かせてもらった。GCH入り口のバイク屋さんに行こうとしたとき、町から通勤している関東のSさん達がバイクで颯爽と登場する。(ちなみにS本さんは前回のGCHでお知り合いになり、バンコクの熱い夜もご案内していただいた大先輩)今からバイクを借りて町に出てきます、と伝えると「じゃあ、これ使えばいいじゃん」と言ってもらえる。兄貴ィ、太っ腹、、ありがとうございます。レンタルバイクの予約をキャンセルしていそいそと出発。

バイクは多分100㏄程度。カブみたいに4段変速がついており、60㎞くらいで走るのにちょうどいい感じ。結構腕に振動が伝わり、疲れる感じはある。走り出すと風が気持ちよく、久しぶりのバイクを楽しんだ。燃費は30㎞くらいだろうか。意外と悪い。 (夫談)

町ではまずタイガーバームのクリームを求め(友達からリクエストがあったので)、ドラックストアを探す。Googleマップで見つけた薬局と31日に行ったマーケットも見てきたが、タイガーバームのクリームはどこにもない。タイガーバームのクリームVerがないか、ジェスチャーで店員に伝えてみたら、ショーケースから謎のクリームの瓶を出してくる。とりあえずひとつ購入してみて店の外で塗ってみるとなかなかよさそうなだったので、追加で2個購入した。

町をバイクで通り過ぎていると、中央の通りの交差点を過ぎたところで警察に止められた。なんで信号で止まっていたのに止められるんだろうか。とりあえず警官にパスポートを出すが、国際免許証はあるか?と聞かれる(持ってませんw)。ジミー・O・ヤンばりに英語がわからんふりをしていると、「左折レーンで停止していた」と説明を受ける。どうやら右折は信号待ちせずに曲がるのがルールらしい。80,000kip(1000円くらい)の罰金を徴収される。ライセンスがあれば50,000kipらしい。手慣れた感じであり、明らかに引っかけ問題。説明用の絵が描かれたメモまで用意している。アジア系の人が同じく捕まっており、80万キープ取られていた。ちなみに違反をしてなくても、外国人と分かるとノーライセンスで捕まえようとして、すぐに停められるらしい。

おかげでkipが無くなったため、ATMで400,000kipを引き出し、ブルーな気持ちのままメコン川沿いでマッサージ店に入った。しかし、ここがまたイマイチ。今回マッサージ3度目にして、3度目のハズレを引く。施術者同士でずっとおしゃべり、すぐに手を止める。真面目さが一切感じられない。昨日の店よりはソフトだったが、やはり点で攻めてくるのと足中心なのは変わりなかった。こんなもんか…とさらに残念な気分になった。

昼飯は昨日と同じ店でとることに。フライドヌードル、スペアリブ、ラープを注文する。スペアリブに付いていたソースが激辛だった。スペアリブに添えられていた揚げたこぶみかんの葉が相当美味だった。ここのレストランは素晴らしい。

食事後GCHに帰ることに。 ガソリンが減っていたので途中のスタンドに寄る。ぼられたりしないか心配だったが、給油機にメーターが付いていて、20,000KIP分(約1.8リットル)給油。14時くらいにはGCH到着し、CenterRoofでSさんにバイクを返却した。お礼に湿布のタイガーバームを渡したw。ガソリンをを満タンにして返したが、レンタルバイクは日本と違って空で返すらしく、Sさんたちも使い切らずに返却してしまうとのことだった。

私は再度to boby6cをトライ。このルートはトライするたびにリーチ損に感じてゆく(言い訳)。(バイクのほうではない)Sさんにムーブを見せていただき、なんとか初トップアウト。リーチの近い男性から教えてもらってもパワーが違いすぎて参考にならないことが多いのだけれども、ほぼ同じ背丈の女性のSさんのムーブはかなり為になった。

夫もto bobbyをトライし、もちろん1擊し、そのままルートのエクステンションのPi Mai7aをオンサイト。6cより上はそれほど難しくはなく、グレードは甘く感じたらしい。Sさんはムーブ解説をしていただいた次の便でRPしていた。ビレイヤーの旦那さんがいつも熱いエールを送っている。放任主義の我が家とは大違いだ。

夫はPhoenix7cに着手。先日、SmallWorldもRPしていたゴリゴリの女性クライマーがR登っているの見てやってみたくなったらしい。Busyになりやすいこのエリアではトライするがあまりいない不人気?ルートなので気軽にトライできる。ハングまでの下部は11中盤くらい。体全体を使うムーブが面白い。ハング手前で完全レストができるので、ここからが実質的なスタート。SmallWorldよりも距離は短いが、明らかに強度が高い。初見ではムーブが分からず、パスして次に進む。ハングを越えた先のアンダーフレークではダブルニーバーでレストが可能。膝がいたい。女性は分厚いニーパッドを着けていた。フレークからのポケット取りがデッドムーブになる。しかもピンの位置が遠くいので、落ちると戻ってくるのが困難である。ムーブが確認しにくいパート。ポッケ取りまでできたが、トップアウトできず敗退。それにしても、今日は意外と体の動きが良かった。 (夫談)

夫は先輩クライマーさんがSmallWorldの祝賀会を開催してくれるということで1人早退。先輩方と楽しい夕べを過ごしたらしい。

シャワーを浴びてひとりで食堂へ行くと、満席、、、。いつもよりゆっくり目の時間に来てしまい失敗。と思いきやJ夫婦がスイス人のおじさまとテーブルで相席しており、便乗させてもらうことに。このおじさま、話を聞いているとSwiss oldiesの開拓者だった。スイスでも今までに1000本クラスでルート開拓をしていると言っていた。J夫婦は英語堪能で、いつも詰まってしまう英会話が二人のおかげでスムーズで、結果話が盛り上がってとても楽しい時間を過ごせた。祝賀会帰りの夫も合流し、Jさん夫婦と22時まで飲み、就寝。御夫婦とは今回の旅でお会いすることができて、本当に良かったと思う。

 

Sさんからバイクとメットをレンタル


スペアリブ かりかりのこぶみかんの葉の素揚げがたまらない


to bobbyから降りてくるSさん


Kさんは男顔負けのパワフルな登り、圧巻

 

ちなみにラオス製タイガーバームはこちら

 

 

 

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