Green Climbers Home 2017-2018 #7

DAY5

今日も今日とて6時前には目が覚める。
朝食のパンケーキにフルーツが乗っていなく、スタッフの可愛い女性に声をかけると恥ずかしそうな顔をして謝って、フルーツを盛りなおして戻ってきた。 お詫びなのかいつもよりフルーツのカットが大きくてボリューミー。





Jは昨日ターケークの町でメールをチェックして、メコン川の近くから普通にトゥクトゥクを拾って帰ってきたらしい。しかも暗くなってから閉まっていたマッサージ店が開店したとのこと。なんてこと。でも夜帰宅するには吹きさらしのトゥクトゥクは寒くて死にそうだったらしい。私たちも寒かったから良く分かるよ。
次回町に遊びに行くことがあれば、サークル噴水のところで降ろしてもらってメコン川付近まで歩いて、そこでトゥクトゥクを拾って帰るのがいいかもねと夫と話す。

朝食後は夫の希望で比較的遠いエリア、ミュージックホール辺りに行く。私は疲れているのであまり登る気が起きない。もといハイキング する気が無くて、ミュージックホール辺りは午後のエリアって書いてるから行っても登れないよとか足が疲れた~とぶーぶー文句を言いながら彼の後をついていった。



岩場についてみるとやはり陽が当たっており、快適に登れる様子ではない。藪蚊に刺されるだけ刺され(この旅で初めて蚊に刺された)、GCH二日目に行ったspielhalle(なんて読むのか不明、ドイツ語でゲームセンターの意味らしい)に再訪。

5クラスの長めのルートをアップで登ろうとしたら、間違えてスリング用のヌンチャクを数えず、ボルトの表記分しかヌンチャクをもっていかなかったので、ピンを飛ばしながら、ヌンチャクを回収しながらなんとか登った。風が強くて寒いし、簡単すぎて面白くないしで散々な一本だった。
そのあとRoulette6bにオンサイトチャレンジ。下部のジワジワ系を突破し、大きなフレークのバックレストで休止し、核心のハングに突っ込むも抜けのガバを見つけきれず悔しいかなワンテン。表情豊かで面白いルートだった。
夫はRoyal Flash6cとかをOS。そういえばここのルート名はポーカー由来のものが多い。

下部のじわじわ系垂壁 love it
バックレスト中

昼はまたまたタイカレー+エクストラエッグ。と、レモンシェイク。

さっぱりとして美味しい
タイカレー+エクストラエッグを二人でシェア
午後はルーフエリアへ。
むちゃくちゃ強い日本人の女性の登りを見たり、散歩のようにルーフエリアを登るGCHオーナーのターニャさんの背中に惚れたり。二人共小柄だけれども男顔負けのクライミングだった。
すっぽりクライマーが隠れてしまうトンネルを登るとても変わったルートを夫がOS。込み入ったラインなのでかなり流れが悪くなるよとのアドバイスで、掛けたロープを外しながら登るので見ているだけで怖い。7台のルートを2本くらいOSしてたと思う。記憶なし。
私はこのエリアの中でもとりわけ短く易しい6b+をトライ。下部テンテンだったけれども、ムーブを覚えたら登れそう。
この日からよく見た小柄で強いツインテール(しかも三つ編みの)バンダナオバちゃんの存在感がなんだか凄い。YさんがOS中にもかかわらずどんどんムーブを言ってくるので皆で苦笑い。
日本人かと思って声をかけたら台湾人(二度目)の激強クライマーは、夫がテンテンで抜けるルーフのmonkey trailをサクサク登っていた。日本のラーメン大好きと言ってきたので、飲茶大好きと返事しておいた。
monkey trailを登っているクライマーは皆、ルーフまでの垂壁パートはロープを外しながら登っていた。ルーフエリアはロープの流れが悪くなるきらいがあるので皆色々と工夫しているんだなと思う。
JやA達はエレファントで奮闘していた。

鬼のように強い関東のYさん
岩に群がっております


夜はいつものように皆で食事。チキンサラダとか春巻きとかを頼んだ。今夜のTODAY'S SPECIAL は昼に食べたタイカレーだったので残念だった。
食後はアメリカの893のbloodsサインを皆でトライしてお腹がよじれるほど笑ったり、UNOカードが見つからなかったので代わりに日本の「イッセーのセ」ゲームをしたり、Jの家族についていろいろ話を聞いたり…。日本びいきのpatやイギリス人のgary、大晦日に夫とダンスしていたドイツ人のFrancisも混じって、皆でだらだらと遅くまで過ごした。
ここで去年からデッサンの勉強をしているというPが夫の顔を描いてくれた。Pはひらがな・カタカナ・漢字を使い分けていた!その間、Pの食べかけのパッタイの皿を下げようとスタッフが入れ替わり度々立ち寄ってきたので、Aが「私が食べてるふりするわ」とお皿を隠すので爆笑。Aのかわいいジョークがいつもとてもツボだった。

「明日はあなたたちの最後のクライミングだからYはmonkey trailを落とさないとね」と夫へAからのプレッシャー。いつも夫のクライミングを見ているので、正直RPは難しいだろうなと思った。しかし明日レストでターケークに降りる予定だったのを、応援のために皆残ってくれるという。そして明後日の出発を見送ってくれるというからじーんときてしまう。
明後日にはここを離れるなんて、さみしくてたまらない。 

”senday”
ネイティブはRPのことをsendと表現するのは知っていたけれども、RP日和のことを"senday"と言うと教えてもらった。発音としては"せんせい"と聞こえるので意味が理解できてなるほどと思った。良い言葉。
皆が言うにはtomorrow is senday!らしい。
 


P画伯のゆすけ 激似!
チキンサラダ ソースはいくつか選べた
いっせーのせゲーム
bloods!!! 凄く難しいw

Green Climbers Home 2017-2018 #6

DAY4 正月

昨日は小一時間ほどGCH2でのパーティーを楽しみ、バンガローに帰って寝て、いつもの時間に起きた。煙草の煙か、笑い過ぎかで喉がイガイガする。
食堂に行くといつもよりお客さんが少ないように感じる。皆パーティー疲れか。Jesseがやってきて朝食を一緒に食べる。昨日相当な量を飲んでたAlexは二日酔の頭痛で寝てるとのこと。
今朝はいつものフルーツパンケーキをwithチョコレートにしてみたけれども、私はハニーのほうが好き。 それとフルーツヨーグルト、ホットコーヒー。



今日の午後、Jesseがメールチェックのためにターケークの町に下るとのことで、私たちもレストをかねて彼のプランに便乗することに。 午前中は3人でpartymilieへクライミングをしに行く。
 




エリアまでは私たちのバンガローの背面のゲートを出て、残飯処理所を過ぎ、スラックラインのつり橋を渡り、少し歩く。といっても5分くらい。
朝から強い風が吹いているのも有り、今日はいつもより涼しく感じた。


アプローチでは常に足元注意 牛や羊のUNKO障害物だらけなので
Jと夫
pegle 5c



Partymilieは午前中は日の当たらないエリアで、なかなか面白いルートがそろっていておすすめ。
まず初めに右端の5aと5cでアップ。この時ちょうど日本人の女性が登っていて、ラオスを発つ前に課題をRPしたということで歓喜の声が聞こえた。このあとも日本人パーティーがこのエリアに続々と訪れ、プチ日本人村に。

アップ後私はsan miguel 6bをMOSトライ。途中ガバを見つけきれず、薄被りの岩を甘いホールドで抜けたところは落ちるなと思ったけれども無事にMOS。
このあとJesseもTRでノーテンで抜ける。私もJesseもこのルートで疲れ切ってしまい、本日のお務めは終了。
夫はまだまだ元気で、下部の細かいムーブが面白そうなFruhschoppen6b 恐竜の背骨のようなコルネを使うVorgluhen6c+をMOS。

san migue


Fruhschoppen

昼になると岩場にも陽が差し、朝の涼しさはすっかり消えた。
帰り道、羊たちも集団で同じ方向に走っていったので彼らもご飯の時間で帰ってるのかななんて話していると、ゲートのそばの残飯処理所で止まり、羊たちは皆顔を残飯に突っ込んで顎を動かしていた。

GCHへ帰宅し、食堂へ。
カレー(30,000kip)にエクストラエッグ(7,000kip)、もち米(5,000kip)を二人でシェア。600円くらい?カレーはタイカレー。昔はよくタイカレーを食べていたけれどもすっかりご無沙汰だった。久々にココナツの効いたカレーを食べるととても美味しく感じる。
飲み物にフルーツシェイクと夫はジントニック。


15:00に乗り合いバスでターケークまで下りる。
ATMでLAKをおろしてお金持ち気分。JesseとはATMでお別れ。
メコン川の近くのマッサージ屋に2軒いくもCLOSED。元旦のターケークの町はお休みのところが多いようす。
ヘアゴムをどこかで失くしたので歩きながらジェスチャーでヘアゴムを探していると、雑貨屋さんのお母さんがタダであげると言ってくれたので、優しさにじんときてそこでお菓子を買った。露店の蒸気につられてゆで卵入りの点心を買い食いし、青果店でマンゴーを買う。土産物屋さんで縫製の綺麗なパシュミナを買ったり。
ターケークの町の人々は皆ゆったりと過ごしているように感じた。変な呼び込みもないし、お店でもぼったくろうとしている人が居ない雰囲気。治安はかなり良く感じた。
メコン川から一時間程歩いたけれども、頼りにしていた噴水の近くのマッサージ屋さんも閉まっていてかなり落ち込む。そのあと、市場をうろうろ。げっ歯類とおもわれる何かが死んでそのままの状態で売られていて相当ショッキングだった。

陽が落ちだすとトゥクトゥクも申し合わせたように店じまいをはじめてしまい、ドライバーを捕まえることもままならなくなった。どうやら元旦なので皆早く家に帰りたいらしい。
駐車場を管理している人に泣き顔ですがりついたら、言葉が一切通じないのに私の言いたいことを理解してくれてドライバーに交渉しに行ってくれた。温かいひとたちばかりだ。

一度断られたドライバーが見かねて戻ってきてくれて、250.000kipなら乗せていってあげるとのことでお願いした。相場よりかなり高い金額になったけれども、それに乗ってやっと帰宅できた。夜道を行くトゥクトゥクはものすごく寒く、ダウンを持っていけばよかったと後悔。ドライバーの奥さんらしき人も一緒に乗っていて、早く帰りたいところ、しかも相当寒いなか付き合わせてしまい申し訳なかった。

結局、せっかく下りた町でwifiを拾うこともなく、マッサージもなく、夕ご飯を食べる事も出来ず仕舞い。GCHに戻り、今日もTODAY'S SPECIALを食べて、早々に寝た。



建設中の建物にかかった足場がアンビリーバボー


安定のスペシャルは炒め物 もち米と一緒に






Green Climbers Home 2017-2018 #5

DAY3-1 大晦日

このあたりから日記をつける時間が無くなってきて、詳細に覚えているところは少ない。

beginners roof


"beginners roof" 6a
日本の方のブログを読んだときに、ルーフの6a、やってみたい!と思ったのが、ここにくるきっかけのひとつだった。実際に見てみるとその名のとおりビギナー向けの小さなルーフ。しかし、その小ささゆえどうやってルーフをぬけるのか頭をひねった。
何となくOSしたいと思っていたので、そうとうコネコネしながら無事MOS。夫は私がコネコネしていたところをさらりと脚ブラでスマートに行ってた。私も足を外して登りたかったけれども勇気が出ず泥臭く登ってしまった。

ビギナーズルーフのトライ前、緊張からかお腹がPになったので一旦バンガローに戻っていた私。エリアに戻ると夫がNZのPatと話し込んでいた。彼は日本語を7年間も勉強している青年で、夫と会話を楽しんでいた模様。Patとも今後一緒にクライミングしたり、お酒を飲んだりとまたまた親日の方に仲良くしてもらった。
ここにはインターネットやテレビは無いから、みんなクライミングを寝そべりながら観てる。みんなはこれを"Lao television"と呼んでるんだとPatは教えてくれた。


alex と jesse ラオTV鑑賞中



その後隣のルーフエリアに移動して、夫はMonkey Trail7b+に挑戦。地上から20mほど先にあるほぼ水平のルーフをテンションかけながらなんとか終了点へ。あまりのルーフで登っていて進む方向が分からなくなってくるらしい。ビレイヤーとしてはこれほど首を長時間天に向かって反らせたことはないので、さすがに首が痛くなるし、血が上ってきそうなほど。寝そべってビレイしたいと思うほどで、ビレイグラスが本気で欲しくなった。
ここのエリアの良いところはGCHによってヌンチャクがすでにかかっているところ。被りの回収ほどきついものはないのでこれまた性善説の生きるGCHならでは。

Jesse達のいるエレファントに応援しに行ったり、逆に彼らがルーフを覗きに来てくれたり、夕方までクライミングを満喫。何を登ったのかはあまり覚えていないが、monkey trailのルーフまでの6b +?を登る。終了点から見たルーフの世界は威圧感たっぷりでぶっ飛んでいた。ずっと先にあるmonkey trail の終了点がほぼ目と同じ高さにあるのだから。


monkey trail

水平移動


このころ、GCH2の方で年越しパーティーがあると聞き、GCH2のほうが静かだという噂が覆ってしまう。(しかもGCH2の方は道路に近く、車の音や、あと鶏の鳴き声?が朝からうるさいらしく、静かな夜を過ごしたい方には1のほうがおススメかも。)



夕食はまたJesse alexと一緒に。大みそかの日替わりディッシュはシュニッツェル。そのときはただ、美味しいとんかつ(に添えられたジャム!)とジャーマンポテトと思っていたけれどもドイツの料理とのこと。とんかつは味がついており、何もつけずにそのままで美味しい。思い出すたびにまた食べたいと強く思う。
食事後はボトルで買った赤ワイン(確かアルゼンチンの)を飲みながらJesseからairdropの使い方を教えてもらったり、写真はLIVE機能で撮りなよとalexからアドバイスを受けたり。
20時頃には眠くなったので、パーティーで会おうと約束してバンガローへ戻る。それから23時まで仮眠。


シュニッツェル!


暗闇のなか目を覚ますと、いつもならば風の音しか聞こえない羊たちも静まっている時間帯のはずなのに、遠く、歓声や音楽の騒々しい音が聴こえてきた。ずんどこずんどこ。異様な雰囲気である。
夜の空気はとても冷たく、ダウンを着こみ、眠たい目をこすり、ヘッドライトで夜道を照らしながら重たい足取りでGCH2へ向かう。近づくほどにさらに大きくなってゆくパーティーの叫び声にGCH2に居る日本人を心配した。
パーティーはGCH2の食堂LAYBACKBARで行われていた。テーブルの一切を取り払ったライトダウンした食堂で、パーティーピーポーと化したクライマー達が大音量の垂れ流しの洋楽(新旧織り交ぜのヒットチャート系のw)のなか踊り狂ってた!GCH1と2に居る全員が集まっているのではないかと思うほどの大人数で食堂はごった返していた。すぐにJesse達と合流して、そのうち私たちもノリノリになって、ビールを片手に踊りまくった。夫は2m近くありそうな大男とハグしながら踊ってる。皆の強烈なジャンプやモッシュで木造の食堂の高床はウォーターベッドのようにたわみ、いつでも床が抜けてしまいそうで踊りながらもちょっと怖かった。RAGEのナゲット割って父ちゃんも流れたが、日本人は私と夫しか居ないので空耳を分かち合えず残念。
Jesseのiphoneの時計が0:00を表示した。そのあと、曲の合間を縫ってだれかが暗闇のなかカウントダウンを始め、新年がやってきた。