ラオス・ターケーク グリーンクライマーズホーム 2019-2020 #4

day4(大晦日)

6時過ぎに起床、連登で身体がバッキバキ、なので午前中はレストを兼ねて町に遊びに降りることに。バンガロー向いのドミトリーに連泊されていらっしゃる夫の先輩の某レジェンドクライマーさんは、早朝から野外で(毎朝)気功で身体のメンテナンスをされていた。 

昨日Jさんからモーニングマーケットの情報をもらっていた。メコン川付近の繁華街からはちょっと離れているが、かなり大きなマーケットのよう。Jさん達は朝飯を兼ね9時くらいにマーケットに到着し、地元民と食堂みたいなところで酒を交わしたとのこと(笑)。写真を拝見したが、ローカルに溶け込んでいてさすがだと思った。

キャンプ2から出るタクシー(tuktuk)を捕まえようと移動すると、ちょうどKさんグループと出くわす。バイクを借りて近くの観光スポット(ケイブ)へ行くかどうかを話し合っていた。自分たちは町まで行くのでと、途中まで乗合することに。出発前、なんだかtuktukのバイクの調子がよくないみたいだったが、問題なく出発。ちなみに運転手の兄ちゃんに「トゥクトゥク」の発音を尋ねると、「ク」を言わず、「トゥトゥ」と発音していた。2年前ローカルに「トゥクトゥク」というと爆笑された。一体どんな風に聞こえているのかいまだに謎。

 今回初のトゥクトゥクの解放感に酔いしれる。走りだせば風は気持ち良いが、砂埃が舞うのでマスクとサングラスは必須である。Kさんたちをケイブ周辺で下すが、帰りは「まぁ、何とする」と決めていなかったようである。

Kさん達と分かれ、すぐにバイクが不具合で止まる。大丈夫か…と思っていたが、すぐに出発でき、マーケットに無事到着。30分程うろつき、ハンモックと軽食にバインミー(とても美味しかった)を購入。しかしJさん夫婦が言っていた食堂的なものは見当たらなかった。マーケットの外では生きた豚や鶏を雑な扱いで運んでいたり、それらが屠殺されマーケットのかごの上に無造作に沢山並べられている様子は、綺麗にパック詰めされた肉しか見てない私には考えさせられるものがあった。物乞いもいて、コップを持った子供が何か入れてくれとすがってきたりした。

マーケット近くにある中華系の薬局へ入り、タイガーバームの湿布を5袋(1袋に2枚入り!)ほど購入。90,000KIP(≒1080円)と言われ、ちょっと高い、ボラれてる?と思ったが、値引き交渉はせずに購入した。のちに分かったが、適正金額どころか他の店より安かった。 このタイガーバームの湿布は筋肉痛によく効いてかなり質が良かった。

昼食をとるため、メコン川付近の繁華街へ向かうことにする。Jさんたちは歩いたと言っていたが、Googleマップで調べると30分くらい歩きそうだったので流しのタクシーを捕まえ、移動し、いそいそとマッサージ店へ。夫はタイマッサージ(50,000kip)、私はオイルマッサージ(80,000kip)を受ける。「ソフトで」と伝えたがそれなりに痛かった。施術者は若くてかわいい女の子だったが、始終雑。チップも奪われるように持ってかれ唖然。かなり残念な気分になって店を後にした。

ちょうど12時になったため、すぐ近くのレストラン(Tぽんさんが以前宿泊していたInthira Thakhekというホテルの1階)で食事をすることに。ビアラオのゴールドとブラックが置いてあり1本ずつ注文。ゴールドはホップの香りが強くて美味い。ブラックも美味しいが、黒にしては特徴がちょっと薄く感じられた(夫談)食事はラープとフライドライスをオーダー。ラープにはたっぷりパクチーが入っており、夫はよけながら何とか食べていた。ラープは複雑な味がして大変美味、GCHで食べるご飯とは格が違う。フライドライスもしかり。GCHの食事は決して悪くはないが、町のレストランの食事の質に驚かされた。食を充実させようとするならば通勤クライミング一択でしょう。

14時頃にGCHに帰宅。すぐにクライミングの準備して、Honeymoonへ行く。午前中だけとはいえ、レストを入れると体の状態が良くなったように思える。

夫はDrivingSchoolを登り、そのあと私も登る(昨日OSできなかった課題)。その後CenterRoofへ移動し、夫のSmallWorldのRPトライ。下部のルーフを抜けきり、ガバ地帯までたどり着いて粘っていたが、次のピンにロープをかけたついでにヌンチャクをキャッチし、応援していた皆が落胆。

私は途中にトンネル越えが出てくる6b+の人気課題Saugeburtをオンサイトトライ。トンネル入り口までは怯みながらも何とか辿り着くが、そこから先の出口が分からない。皆が左だよと教えてくれるが、ピンが全く見当たらず敗退。結局皆から見ると「左」で私から見ると「右」だったというオチ。それにしても立体的で、他にはないルートで凄かった。

マーケットで買ったハンモックに揺られながらクライミング鑑賞もしつつ、夕方遅くまで登り、Jさんたちと夕食。18時半くらいにレストランに行くと、すでに席はいっぱい。大晦日のせいか。なんとかテーブルのないゴザの敷いてあるスペースを確保しそこで食事をとった。スペシャルディナーは待望のシュニッツェルでした。食事をとりながら近くにいたアジア系のNYの美女と台湾の話で盛り上がる。岩居という新しいクラマーズハウスが岩場の近くにできたとのことで、お勧めされる。逆にBivyの存在は知らなかったようだった。

ちなみにこの日だけ特別にラオビアのホワイト、IPA、ブラックの3種類(330mlビン)がおいてあった。全部飲んだがホワイトはヴァイツェンとはちょっと違う味がして、不味くはないが微妙な感じ。IPAは苦みが強く、エールビールらしいアロマが効いていて本当に美味い。今回飲んだ4種類のなかで一番おいしいと感じた(夫談)。

CGH1の皆で2のカウントダウンパーティーに行った。キャンプ2に到着すると一昨年と同様に音楽が流れていたが、あの時のような賑わいはなかった。何か波に乗れず、23:40に眠気も来たため撤収。ベッドにもぐりこむころ外から花火の音が聞こえてきたが、GCHとは関係ない地元民の花火だったらしい。

 

ホームメイドケーキがカウンターに出ていたので思わず注文!
 

フライドライスとラープ

今日もsmall worldは異文化セッションで人気だった

 

ニューヨーカーの美女も絶賛するSさんのカッコ良い登り


ハンモック寝は最高


地べたに座って待望のシュニッツエル☆

 

 

 

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