THE DAWN WALL(ネタバレちょっとあり)





雨のLeonidioでJesseが[THE DAWN WALL]を観せてくれた。

[THE DAWN WALL]とは、yosemiteにあるEL CAPITANに引かれた世界最難の32ピッチのマルチを19日間(プロジェクトとしては6-7年?もの年月)をかけてかけて登ったクライマーのドキュメンタリー映画で、公開早々反響が凄かったのでずっと観たいなと思っていた。

アメリカ人のjesseが持ってる動画なのでもちろん英語のみ、英語の字幕さえなかったので詳細には分からないところがあるんだけれども…。感動で何度も涙が出て、見終わった後は「今すぐ外に出て岩を登りたい!」と思うほどモチベーションを上げてもらえた。

世界最難のマルチピッチフリー化に挑む19日間のドキュメンタリーを追いながら、さらにはその[THE DAWN WALL]の背景にあるひとりひとりの人生、想いが交錯して、映画はクライマックスに向かってゆっくりと厚みを増してゆく。
なかでもフリー化にあたり、Kevinより先行しているJimmyが最後の核心Wino Towerを登り切った後、何年もの時間を捧げたdawn wallの頂上はすぐそこにあるのに、二人で成し遂げたいとKevinの背中を押し、pitch15に停滞したことと、大きなプレッシャーのなか、その想いに応えれたKevinの勇姿にはこの映画を観た人皆が感動したのではないかと思う。あのshoutに涙が出た。クライミングとはひとりだけのものじゃない、ひとりだけで成し遂げれるものじゃないと教えてくれた。

ちなみに [DAWN]とは夜明けの意味で、THE DAWN WALLのラインにいち早く陽の当たることから名前が付けられたみたいなことを言っていた。最終日の朝、EL CAPITANいち早く訪れた朝陽に照らされながらポータブルテントの中で、この贅沢な時間をかみしめている二人の様子がとても美しかった。

早く字幕付きで観たい。
(3月にやっと福岡県で上映されるようです。山口県、沖縄県ときてからのやっとの福岡県…。。。)

2019/3/2
初の九州上映が久留米のJOYWALLであり、観に行ってきました。
ボルダリング(登録料不要)とセット券で2,500円というお財布に優しい価格でしたが、日向神岩登り帰りの方たちもちらほら。(the dawn wall愛が深い…!)
私はボルダリングもしっかり楽しんできました。パワーよりテクニック系の課題が多く、久しぶりにインドアで燃えました。
後日オーナーの田嶋さんから教えていただいたのですが、the dawn wallを観たいと思うようなクライマーが登りたい課題を意識してセットしたとかで、なるほど!と思いました。

上映では英語音声だけでは理解できてなかった彼らの人物像が、今回の日本語字幕付でようやく理解出来て、開催を決めてくれたオーナーには本当に感謝しています。

その四日後、Netflixで配信スタートしててちょっと笑いました。いつでも観れますね。JOYで観たときと日本語字幕は違いました。(Netflixの日本語字幕はたまに内容すっ飛ばしがある。)個人的にはNetflixは英語字幕もついているのですごく嬉しい。


















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