Leonidio Greece #1



去年ラオスでお知り合いになれたY花さんからアドバイスをいただき、年末年始をギリシャのLeonidio(レオニディオ)という町で過ごした。
Leonidioは近年町おこしを兼ねてクライミングエリアが開拓された地域で、アテネ空港から車で4時間程走った海沿いのちいさな田舎町。ここの町のシーズンは夏で、普通なら冬は店が閉まってるらしいけれども、クライミング客のおかげで年末年始も忙しい町になったとのこと。都心のアテネとは風景も人も同じ国とは思えないほどの違いがあって、Leonidioはどこを切り取ってもかわいくおしゃれで、人々はいつも笑顔でアジア人の私たちにもとても親切でやさしかった。今までに海外で岩旅行したなかでも、こんなに地元の人々と触れ合えるものは実はなかったように思う。日本人にはまだあまりなじみのない町かもしれないけれども、もしもギリシャでクライミングをする機会があるのならば、是非Leonidioへ行ってみてほしい。

climb in leonidio(HP)


day1-2
福岡から大連-北京と経由してアテネへ。
年末に旅行ができると分かったのが11月だったけれども、中国国際航空で13万円という破格の旅券が見つかったので即購入。激安チケットだったので、乗り継ぎ2回、往路は北京で8時間のトランジット。悪名高きCAだし乗り換え多いしロストバゲージが心配で仕方ない。(対策としてタグ付けや滞在先のメモを仕込んでおくとか、荷物の写真を撮ったりして。結果無事すべて届きました。)
CAで良かった点は日本発の国際線は受託手荷物23kgを2つまで(2人なので4個まで、合計92kgまで)無料だったので、スーツケースを持って行けたこと。しかし復路の北京→福岡の機内食がアレすぎてほとんど食べられず。(ワインは美味しかった 多分ギリシャワイン)そしてお客さんのマナーが酷かった!w




極寒の北京で北京ダックにありつけず世界一まずい麺を食べた

空港内のthrifty Hertz合同カウンター


12/29の7時過ぎにアテネについて入国審査。日本とは7時間のタイムラグ。
ギリシャは入出国カード不要。ついでに入国審査もかなり適当で審査員はおしゃべりしながら手続きする。
入国後は置き引きやスリに気をつけながらレンタカーを引き取る。都心の国際空港なのに人が少なく、安全な雰囲気はあったが。
海外初レンタカーで予約では迷いに迷ってrentalcars.comを利用。ここは事前に独自のフルカバー保険に入れるし、カウンターでレンタカー屋のフルカバー保険に入るより安いみたい。カウンターでは二重保険に加入させられてないか契約をしっかりチェックしたが(レンタカー屋の保険に無理矢理加入させようとひと悶着あるとかレヴューサイトに書いていたので)、カウンターのお兄さんから「ネットのフルカバー入ってるから余分な保険入れてないよ」とあっさり言われて拍子抜け。

荷物を車に入れて身軽になり、サウジアラビアから合流するJesseの到着までアテネをぶらぶらすることに。Jessseは去年ラオスで友達になったアメリカ人で、今回の旅行に誘ったら二つ返事で遊ぼうやということになった。

パルテノン神殿から見るリカヴィトスの丘

パルテノン神殿を遠巻きに観光

神殿は混んでたしお金かかるしで入らなかった


かわいいお子さんと猫

遅めの朝ごはん パンが美味しい!

神殿近くの街並みはきれい

お土産屋さんとか

駅のパンの屋台 美味しそうだった

市場

アテネの台所的な?


電車に乗りアテネ市街につき、土産物屋さんや市場、パルテノン神殿を観光。Jesseは飛行機の遅延で17時ごろに空港に着くことになったので時間ができたのでかなり歩いた。
関係ないけど、アテネはアテネとは発音しない。あthん(ツ)です。すごく発音しづらい。ちなみに漢字でアテネは雅典と書くらしい。日本語でも中国語でも。
歩きまくってくたくたになったところでアテネのタベルナ(南欧の食堂)へ。サラダとラムステーキ。付け合わせのパンもオリーブもかなり美味しく大皿に怯みながらも完食。


ハードチーズたっぷりのサラダ

ラムステーキ!


アテネ市街は壁の落書きが至る所にあり、ホームレスや電車内の物乞いが多く、国の財政破綻は知っていたけれども想像よりずっと街は混沌としていた。さすがにアクロポリス近くになると落書きは減っていたけれども、綺麗な街並みだっただろう景色が大量の落書きで残念なことになっていた。



 


DJ BAKUのタギングだらけの車のジャケットを想いだす


アテネ市街でお土産をたくさん買い(重かったし、後から買えばよかったと後悔)シンタグマ広場(国会議事堂がある)から電車に乗って空港へ戻り、Jesseと合流した。一年ぶりの再会に感動。サウジとギリシャ近いやんと思っていたけれども、なんと彼はドイツ経由でアテネにやってきた。


しゅっぱつ~


一週間お世話になります



夫は初左ハンドル、初右側走行にテンパりながらも、高速道路を抜け(4度ほど料金所を通過する)、真っ暗のレオニディオ に無事到着。カーナビのオプションは付けてなかったけれどもレンタカーに装備されてて助かった。Car Playもついてたし。もっともスマホのグーグルマップがかなり役に立ってくれたけれども。
RED ROCK CAFE前でレオニディオの民泊のオーナー、アンドレアスとも会え、無事宿にチェックインできた。この宿の二階にはアンドレアスのお母さんが住んでるらしい。個室は3部屋、ダブルベッドが3台だった。
時間はもう22時近かったので、旅疲れのjesseを置いて夫と2人軽く飲みに行こうとふらっと外へ出た。見上げると星がたくさん光っていて綺麗~なんて思ってたら、月明かりに照らされた岩山が暗闇に青白く浮かび上がって見えてきたのでその大きさにテンションが上がった。お、おおきすぎる!あー、ここは日本じゃないんだ、レオニディオ に来ちゃったよ、と心から思った。
町をぶらぶらしてるとPanjikaというクライミングショップをがあったので入って、ガイドブックを買うことに。支払おうとしたらお財布を持って出てくるのを忘れてしまったことに気が付いた。それを見て店主は「明日払ってくれたらいいよ!明日クライミングするんでしょ?お店が開くの明日の夕方だし。僕は明日の日中はリボルト作業があるからね。」と言ってくれた。初めて会った人にこんな対応してくれるなんて…と感激していたら夫がクレジットカードを持っていてそれに気が付いて無事購入できた。

とても小さな売店で飲み物とスナックを買って帰宅(カードが使えた)。Jesseにトポを読んでもらい、明日のエリアを決めてもらうことにした。








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