ふたたび台湾 龍洞 Long Dong #1 遅延と雨と
day1
福岡の友人クライマーズが龍洞（Long Dong）に2週間滞在するとのことで、その後半に合流するかたちで今年二度目の台湾へ行ってきた。
出発初日は散々で、来年運航終了が決まったばかりのバニラエアがまさかの大幅遅延となり（LCCだから仕方なし…だけど～）、福岡空港に4時間の缶詰。早く台湾にいったところで向こうは雨とのことで、登れなかったのでまだ良かったけれども。
台湾に入国し、中山駅の近くの熱炒（ルーチャオ）＝居酒屋で友人クライマーズと合流し、台湾ビールで乾杯。聞けば滞在中のほとんどが雨で、友人らは今日は岩は諦め、台北のボルダリングジムに行ったとのこと（涙）。台北は晴れていても龍洞エリアだけは雨が降って居たり、とにかく雨、雨、雨…、ついにはおっとりふんわりＡさんが絶叫ギレするほど長雨が続いているらしい。それでもこの人たちは雨の中でもなんとか登っていて、精神的に鍛えられている様だった。
台北からthe Bivyまでバスで向かい、5月ぶりに看板犬のチョンチョンに会い、オーナー夫婦と初対面し（前回のtheBivy滞在時はアメリカに行っていて不在だった）、この日は早々に就寝。
the Bivyには暖房がなく、凍えながら寝た。
day2
起きると少し雨の音。最近鼻頭にできたばかりのセブンイレブンへヨーグルトを買いに散歩。
レインウエアを着てthe bivyを出て、皆で龍洞にむかう途中のご飯屋さん（トンネルを抜けてすぐ）で朝昼食をとる。 新味小吃。
バイキング形式で、すきなおかずを自分で皿に盛る。ご飯にあうおかずばかりでとても美味しい、安い。住み着いてる猫がかわいい。お姉さんの笑顔がすてき。
ごはんをお腹いっぱい食べて、岩場へ歩いて移動。前回はAlexのおかげで全てヒッチハイクで移動したけれども、今回は歩きorバスで。歩いても海岸歩きの平地なのでそんなに苦にならなかった。
雨は降ったり、止んだり。本降りではなかったのが幸いでした。
5月は南側からしか岩場に入らなかったけれども、今回はすべて北側から入った。夏は賑わいそうな龍洞街をてくてく抜けて、大岩を飛び越えながら20～30分は歩いた。
私と夫はfirst caveへ。HさんAさんKちゃんはトラッドをするとのことで、second caveへ。first caveは30メートルくらいの岩壁の上に巨大なルーフが屋根のように視界を覆っていて、雨が降っていても気にならなかった。
そこで5.10?と5.8?の27mくらいの長いルートをTRでトライ。雨は入り込まないけれども、2週間近くの長雨で岩は濡れているし、なによりこのエリアは人気がないのか、ホールドに砂がたくさん乗っていて、状態はかなり悪かった。夫は怖いと漏らしながらもさらっとMOSできるけれども、私はTRで登ってみてこんな状態でよく登れるなと感心した。
5.10?のルートはトポではトラッドだったけど、実際はボルト化されていて、あとでQXさんに聞くと誰かがボルトを打ったと怪訝な様子で答えてくれた。
とにかく2本ともスポートとは違って、立体的で、ジャムもレイバックもあって、色んなムーブをこなしながらとっても面白く登れて大満足だった。龍洞でトラッドルートを登るのは初めてだったけれども、いわゆるクラックルートではなく、フェイスのぼりに近い、スポートっぽいトラッドで、足も、手も、クラック以外にあるので、登りやすく初めてジャミングが楽しいと思った。5.8?はレイバックの体制に持ってくるまでのスローパーの持ち替えがなかなかしんどく（濡れているせいもあるかもだけど）、厳しかったけれども、あと3－4回はおかわりクライミングできる！と思ったほど面白かった。
あとはその右隣の5.11bで締め。これも夫はMOSしたけど、象の鼻の形のような、下部にある大きなフレークアンダーが濡れていて、足もないので滑って持てず、よくこれを持てるな～とやっぱり感心した。なんとかA0で抜けれてQDを回収できてよかった。
龍洞の岩質は砂岩で、前回は砂岩が何かあまり分からなかったけれども、雨に強く、まるで軽石のようで水はけがよく、雨でぬれても、ぬめるがスリップしづらいと思った。それと、たまに2センチくらいの小石が岩壁に入っていてそれを摘まんで登ったりして、面白かった。
あとは5.12台しかエリアになかったし、長い3本で十分まんぞくできたし、時間も良い感じに過ぎていたので、友人の居るエリアに移動して、合流して宿に戻った。Kちゃんは体調がすぐれないようで、登らず岩の上で寝ていたらしい。Aさんはルーフ越えのあるトラッドをしとしと雨の中でも落としたらしく上機嫌。フィジカルも強いがメンタルもかなり強い。
夜はオーナーご夫婦にルイファンのルーチャオに連れて行ってもらい、オーストラリア在住シンガポール人の若者Jくんも加わり、色んなおかずを皆でシェアして総勢8名で楽しく食べた。
夜はBivyの二階でreel rock12などの上映会。最後のフィルムは宿に立ち寄ってくれた台湾の友達とちょっと会ってたので見逃したけど、5.15aを登ったマーゴの話に感動して涙したり、Safety Third 安全は二の次の三枚目トラッドクライマーの話で肝を冷やしたり、英語リージョンのみで詳しくは分からないけど、カオリャン片手、ソファーはクラッシュパッドの上映会はとても楽しかった。おつまみに買ったLay'sの海苔味ポテトチップス（箱入りのもの）が美味しかった～。
福岡の友人クライマーズが龍洞（Long Dong）に2週間滞在するとのことで、その後半に合流するかたちで今年二度目の台湾へ行ってきた。
出発初日は散々で、来年運航終了が決まったばかりのバニラエアがまさかの大幅遅延となり（LCCだから仕方なし…だけど～）、福岡空港に4時間の缶詰。早く台湾にいったところで向こうは雨とのことで、登れなかったのでまだ良かったけれども。
台湾に入国し、中山駅の近くの熱炒（ルーチャオ）＝居酒屋で友人クライマーズと合流し、台湾ビールで乾杯。聞けば滞在中のほとんどが雨で、友人らは今日は岩は諦め、台北のボルダリングジムに行ったとのこと（涙）。台北は晴れていても龍洞エリアだけは雨が降って居たり、とにかく雨、雨、雨…、ついにはおっとりふんわりＡさんが絶叫ギレするほど長雨が続いているらしい。それでもこの人たちは雨の中でもなんとか登っていて、精神的に鍛えられている様だった。
台北からthe Bivyまでバスで向かい、5月ぶりに看板犬のチョンチョンに会い、オーナー夫婦と初対面し（前回のtheBivy滞在時はアメリカに行っていて不在だった）、この日は早々に就寝。
the Bivyには暖房がなく、凍えながら寝た。
day2
起きると少し雨の音。最近鼻頭にできたばかりのセブンイレブンへヨーグルトを買いに散歩。
レインウエアを着てthe bivyを出て、皆で龍洞にむかう途中のご飯屋さん（トンネルを抜けてすぐ）で朝昼食をとる。 新味小吃。
バイキング形式で、すきなおかずを自分で皿に盛る。ご飯にあうおかずばかりでとても美味しい、安い。住み着いてる猫がかわいい。お姉さんの笑顔がすてき。
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| スープも入れてひとり300円いかない きくらげのおかずが個人的にツボ！ |
ごはんをお腹いっぱい食べて、岩場へ歩いて移動。前回はAlexのおかげで全てヒッチハイクで移動したけれども、今回は歩きorバスで。歩いても海岸歩きの平地なのでそんなに苦にならなかった。
雨は降ったり、止んだり。本降りではなかったのが幸いでした。
5月は南側からしか岩場に入らなかったけれども、今回はすべて北側から入った。夏は賑わいそうな龍洞街をてくてく抜けて、大岩を飛び越えながら20～30分は歩いた。
私と夫はfirst caveへ。HさんAさんKちゃんはトラッドをするとのことで、second caveへ。first caveは30メートルくらいの岩壁の上に巨大なルーフが屋根のように視界を覆っていて、雨が降っていても気にならなかった。
そこで5.10?と5.8?の27mくらいの長いルートをTRでトライ。雨は入り込まないけれども、2週間近くの長雨で岩は濡れているし、なによりこのエリアは人気がないのか、ホールドに砂がたくさん乗っていて、状態はかなり悪かった。夫は怖いと漏らしながらもさらっとMOSできるけれども、私はTRで登ってみてこんな状態でよく登れるなと感心した。
5.10?のルートはトポではトラッドだったけど、実際はボルト化されていて、あとでQXさんに聞くと誰かがボルトを打ったと怪訝な様子で答えてくれた。
とにかく2本ともスポートとは違って、立体的で、ジャムもレイバックもあって、色んなムーブをこなしながらとっても面白く登れて大満足だった。龍洞でトラッドルートを登るのは初めてだったけれども、いわゆるクラックルートではなく、フェイスのぼりに近い、スポートっぽいトラッドで、足も、手も、クラック以外にあるので、登りやすく初めてジャミングが楽しいと思った。5.8?はレイバックの体制に持ってくるまでのスローパーの持ち替えがなかなかしんどく（濡れているせいもあるかもだけど）、厳しかったけれども、あと3－4回はおかわりクライミングできる！と思ったほど面白かった。
あとはその右隣の5.11bで締め。これも夫はMOSしたけど、象の鼻の形のような、下部にある大きなフレークアンダーが濡れていて、足もないので滑って持てず、よくこれを持てるな～とやっぱり感心した。なんとかA0で抜けれてQDを回収できてよかった。
龍洞の岩質は砂岩で、前回は砂岩が何かあまり分からなかったけれども、雨に強く、まるで軽石のようで水はけがよく、雨でぬれても、ぬめるがスリップしづらいと思った。それと、たまに2センチくらいの小石が岩壁に入っていてそれを摘まんで登ったりして、面白かった。
あとは5.12台しかエリアになかったし、長い3本で十分まんぞくできたし、時間も良い感じに過ぎていたので、友人の居るエリアに移動して、合流して宿に戻った。Kちゃんは体調がすぐれないようで、登らず岩の上で寝ていたらしい。Aさんはルーフ越えのあるトラッドをしとしと雨の中でも落としたらしく上機嫌。フィジカルも強いがメンタルもかなり強い。
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| first cave |
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| second cave |
夜はオーナーご夫婦にルイファンのルーチャオに連れて行ってもらい、オーストラリア在住シンガポール人の若者Jくんも加わり、色んなおかずを皆でシェアして総勢8名で楽しく食べた。
夜はBivyの二階でreel rock12などの上映会。最後のフィルムは宿に立ち寄ってくれた台湾の友達とちょっと会ってたので見逃したけど、5.15aを登ったマーゴの話に感動して涙したり、Safety Third 安全は二の次の三枚目トラッドクライマーの話で肝を冷やしたり、英語リージョンのみで詳しくは分からないけど、カオリャン片手、ソファーはクラッシュパッドの上映会はとても楽しかった。おつまみに買ったLay'sの海苔味ポテトチップス（箱入りのもの）が美味しかった～。
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