GW小川山 #4 小川山レイバック

DAY3-2

せっかくなので小川山レイバックを見てみたい、と思った私の希望から、ゴジラ岩から下山後すぐに小川山レイバックへ向かった。
落ち葉で踏み跡が消されている森の中を夫はぐんぐん進んでいく。私もYちゃんも足が本当にくたくたで、腕で歩きたいねと言い合うくらい疲れていた。
これまた雑な概念図だけを頼りに森の中を進み、結局迷い、かなり遠回りしながらも夕刻に岩場へ到着した。

そこには人工物かと疑うような綺麗に岩肌が切れ落ちているクラックの岩壁があり、その荘厳さに息を呑んだ。GWの中日、静かな小川山の森のなかでこの岩を前にして、なんでこんなかっこいい岩を登ろうと思うんやかクライマーの馬鹿たれと不思議に思いながらも、私も触れてみたくて胸がドキドキしていた。






夫がカムをセットしながら危なげなく登り、TRをセットしてくれた。
ジャムれない日本代表の私はTRでほぼレイバックオンリーで登り、YちゃんはTRのバックアップ付きでカムをセットしながら地道にハンド&フットジャムだけで登った。硬派かよ。

場内のお風呂に間に合いそうだったので、登り終えたらササッと片付けて下山する。もちろん薪を集めながら…苦行。

夜は前日にナナーズで仕入れていたとりじん(味付きの鶏肉)を野菜と炒めて食べた。
三人で焚き火を囲み、締めに蛍の光を歌い、マルチにクラックに1日を満喫した私たちはジャンピング寝袋インをきめる。
世間は平日。テントもまばら、まだまだ静かな小川山の夜。


イルカみたいな巨石だなあ