honeymoon#5


day5


RailayKo Phiphi




今日こそ朝焼けをみにいこうと6時ごろにイーストサイドへ出かける
朝焼けは空を染めるだけに飽き足らず、干潮のだだっ広い大地をも赤く彩るので、塩湖ってこんな雰囲気に似ているのかなと想いを巡らせる
ふたりともカメラを片手に散り散りになって写真を撮りまくっていたら、欧米人の女子カップルから撮ってあげましょうかと声をかけられ言葉に甘えた
そのあと代わりにラブラブのふたりの写真も撮ってあげた 


 ライレイリゾートアンドスパの最後の朝食ブッフェへ
そういえばここでくすねたパンを猫にあげたけれども、裕福なのかまったく興味なしだった スーン
今日もビーチサイドのオープンテラスの席で朝食をとる
レストランを出てピピ行きの船着場まで行こうと浜辺を歩いていたら、真横に座っていたマダムが走ってきた
きくりんがバウチャーをポケットから落としたようでそれを届けに来てくれた ぺこぺこと頭を下げる

船着場には誰もいなかったのでチケット売り場に行ってみるけれども閉まってる
横のカフェのお姉さんに尋ねると英語が通じず別のお姉さんがわざわざ来てくれて、もうちょっとしたら開くと教えてくれたので一度部屋に戻って荷造り


ずっと冷風で乾かしてた水没スントコアは、なんだかカラカラに乾いているふうだった(日本で電池を入れたら見事復活しました)
冷蔵庫のマンゴーが1個だけ余っていたのでスーツケースへ (これは結局ピピのホテルに置き去りにしてしまう あのむっちりしたマンゴーにまた会いたい)
内線で呼んだクラブカーでフロントまで行くが、お兄さんがサービスで結構飛ばしてくるからそれに笑ってしまう
事前メールにて延泊した宿泊料やバーやレストランの精算をカードで済ませて船着場までいこうとしていると、荷物をそこまで運んでくれるという
私たちの荷物はクライミング用品やらなんやらでかなりへヴィーだったのだけれども、押し車で運んでくれたのでとても助かった
出発まで時間があるので日陰にシートを敷いてのんびり待つことに




気になっていた麻のバッグを買いたいときくりんに言ったら、いいよとのことだったのでお小遣いをもらっていそいそと出かけるも雑貨屋が閉まっていた しょっく
そんな心境の私の目の前では、赤ちゃんみたいな体型の成人中国女性らのグラビア撮影会が繰り広げられていた…


10時ごろ母体の船が来たので渡し船に乗って出発する ビニールシートに座っていた猫がシートからはがれずあたふた…
乗船客の全員は膝まで海につかりながら、重くてでっかいスーツケースを担いでボートへ乗せる過酷な作業をした
きくりんが持ってくれると言ってくれたけれども彼のバックパックのほうがもっと重い 気合と根性で馬鹿でかいスーツケースを担いで乗船 母体の船へはスタッフが荷物を運んでくれた

アオナンからライレイ経由のピピ行きだったのですでに船内は人でいっぱい きくりんが早々に座席をあきらめていたけれども奥に進むと空席がそれなりにあり座れた
むしむしのサウナのような船内で汗をかきながら、デッキから放り出されたのであろう女性の足が窓枠の上側にぶらぶらと入るのを朦朧と眺める

約1時間弱のサウナにぐったりしてピピ島へ着く



入島税を払い、ホテル(ママビーチレジデンスというフランス人経営のホテル)のスタッフを探し荷物を預け、とりあえずぶらぶらする
ピピは想像以上の繁華街で、人も物も多い 先ほどまでゆるりとしたライレイにいたのでそのギャップに馴染めない

あまりに暑いので二人とも日傘は必携 露店でマンゴーとココナッツシェイクを買う(各50TBH)マンゴーを半分まるっと入れてくれてとてもて美味しかった
ランチはオーシャンビューのレストランできくりんはグリーンカレー250TBH、私はサンドイッチ150TBH




あまりお腹が空いてなかったのでサンドイッチにしたのだけれども、きくりんがあまりに美味しい美味しい言いながらカレーを食べるのでじっと見つめていたら食べさせてくださいましたのでありがたくいただきました
このころ丁度会社の同僚たちが元気?ってなラインをくれたので返信した 丁度お昼時だったらしくうどんの写メが送られてくる ピピ島の煩雑さのせいで急に福岡が恋しくなる


チェックインしようとビーチのずっと端のママビーチホテルまで歩いてゆくが、近づくと建物の背面にでっかいクレーンなんかが見えだしてくる
事前情報が全く何もなかったのだけれども、裏に新しいホテルが建設中で、滞在中は朝から晩まで激しい騒音が聞こえるオプションが付いていた 唖然とする ベッドの上にはオーナーからの謝罪文章が 事前に教えて欲しかった
ついでにシャワーもお湯が出ない オネイ系のタイ人のスタッフがいやいやながら対応してくれたけれども結局お湯は出ず、フランス人オーナーが来てくれた
結果としてお湯は出ず、シャワールームのカーテン越しにダイレクトに聞こえてくる工事音もありテンションは下り坂 インテリアや景色はとても良かった


明日はスキューバダイビングを予定していたので、日本人ガイドのHATTさんと合流し、説明を受ける 暑さと疲れでぼうっとして、説明を理解できているのか不安ですと言うもHATTさんはカラッとダイジョウブ的なことを言ってくれた
HATTさんからおすすめのタイ料理や(イサーンガーンエン)を教えていただいたのでそこで夕飯を取ることに


ホテルへ戻って、すぐそばのクライミングエリアのトンサイウォールへ下見 もろそうな感じの岩質だった
それからホテルのバーでビールを一杯 ここの陽気なスタッフがとってもチャーミングで疲れている私たちはとても癒された
それから騒音を聞きながら水シャワーを浴び、西側のビーチで夕焼けを見てから目的の店へ回り込むことに

西側のビーチサイドのいずれのお店からもRAVEっぽい音楽が大音量で流れていてアーメンな感じでした
変な道から回り込んだため、人でごった返すストリートで私たちは盛大に迷う レストランの呼び子に、赤子をあやしているお母さんに聞いて、なんとかひとつの目印を見つけたけれども、そこから暗くて寂しい路地へ迷い込んでしまう ひったくりか何かにあうんじゃないかとびくびくしながら歩く 何もないローカルな路地にぽつんと小さな商店があったので、すがる気持ちで現在地を聞いてなんとか繁華街へ戻れた
もう目的の店はあきらめて適当な店に入ろうとしたけれども、もう一つの候補のグランブルー(ジャックマイヨール!)というフランス料理屋を偶然見つけたので入る
ここの給仕はちゃんとした教育を受けているのかとってもサービスがいい
サラダとムール貝のミルク煮だけでかなりお腹いっぱい ミルクにパンを浸して食べるととっても美味しい 合計700TBH
ここではライレイで買ったワインを持ち込むも、頭が痛くなりそうな感じがしたので深飲みは止めて残して帰る
タイ産のワインは二度と買わないと心に決める

明日のダイビングは早朝出発でホテルのモーニングを食べることができないのでコンビニで適当に買い込み、ホテルのバーで締めのデザートカクテル
21時ごろにはベッドに入るけれどもまだまだ工事は続いているようで耳栓をして眠りについた
とても疲れた一日だった