渓谷登攀の世界へ 2021年中編
7本目(4名)
鹿児島、ナメエゴ沢支流
猿ヶ城渓谷の翌日友人と合流し4名で遡行。攻められるメンバーなので長い遡行にもかかわらず早々に入渓した下流からほぼ水線を行った。猿ヶ城渓谷の支流沢になるが、雰囲気がまるで違う。猿ヶ城渓谷はスケールの大きい豪華なゴルジュ、ナメエゴは日本庭園を思わせるようなしっとりとしたゴルジュ。いずれも登攀要素が高く、非常に面白い。さらにはヌメリがほぼなく、ヒルもおらず、水温は高く、、、、これはもう沢パラダイスである。ナメエゴは基本的に滝がこれでもかと続き、本当に飽きさせない。支流に入ってからの大滝は普通はブッシュから巻くところ、我がパーティーは滝の端を団子になりながら命からがら突破(プロテクションほぼ取れません。ハーケンを導入しなければとこの沢で初めて思った。)支流の終盤では谷間から遠く桜島が望め、藪のない美しいツメを歩け、下山路の林道の藪は凄かったが、くたくたになるまでこの沢で遊ばせていただき、総合的ナンバーワンの沢登りになった気がする。夫は悩むことなくナンバー1と言っていた。猿ヶ城渓谷に続きちょっと敷居が高いかもしれないけれども、心からお勧めします。
8本目(4名)
宮崎、祝子川本流ゴルジュ
九州沢登りの代名詞と言っても過言ではない祝子川本流へやっと行けることに。沢を始めたころからの約十年来の憧れの沢。思い入れが強すぎて入渓までは結構ドキドキしていたけれども、ごっつい大隅半島2本の翌週ということと、水量が少なかったこともあり、正直あっという間にゴルジュ遡行が終わり物足りなく感じた。30cmゴルジュは景観的に凄いけど短い、悲しい。でも全国をサワートリップしているサワグルイさんのゴルジュ系ベスト2(1位にしようか迷ったともおっしゃっていた)にランクインしていて、あのゴルジュは全国的にも珍しいのかも!?と思いなおしました。3連ボルダーからゴルジュ終わりまで×10くらいの沢へ行ってみたい。それは台湾の沢なのかもしれないかもしれない。
9本目
鹿児島、猿ヶ城渓谷(本城川)上流右俣のつもりが…
すっかり鹿児島の沢にハマってしまい、今期2度目の南下。6本目の猿ヶ城渓谷の上流の右俣が登攀的で面白いとの情報を得て計画するも、台風の翌日で増水甚だしく、右俣に入る前から苦戦。水量的に難易度の高い右俣は無理だろうと他の支流を取るが、事前調査不足で、支流を行ったり来たり、、結局徒労に終わり、後半は沢をひたすら歩いただけ。前半のゴルジュは奮闘する箇所が多くとても楽しめた。これは来年必ずリベンジしようと思う。
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今にも脱落しそうなカットアンカーでエイド |
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ナメエゴ支流大滝と終盤の大滝 |
ナメエゴのゲコ❣ |
祝子川本流 PtのTさんはまさかのブラトップ(9月上旬ですw) |
祝子川本流 大スラブと史上初ブラトップ遡行者(多分) |
祝子川本流 予習していたのに使えなかったプリクリ棒、1P目は流されていて遥か遠くにありました。 |
祝子川本流 三連ボルダー |
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